2010.09.03
さてさて。
「『command+N』から始めよう!」第二弾。
前回の 基本段落設定 で作った段落スタイルを活かして。
今回は,ページ下のハシラとノンブル(参照:版面構成)の設定をしてみよう。
(ちなみにクリックで大きな画像が開きます)
ハシラの書体級数を「ヒラギノ明朝 Pro の14Q」
ノンブルの書体級数を「Helvetica Regularの16Q」
だとして。
文字スタイルの新規文字スタイルで,スタイル名とフォント,サイズのみを設定しよう。
「ハシラの設定」
「ノンブルの設定」
そして,それぞれの文字ボックスに文字(「******」には書籍名)を入力し,作った文字スタイルを適用してみる。
これで,2つの文字スタイルができあがった。
けど…
基本段落のままでは,左ページのハシラと右ページのノンブルが,書籍としておかしな位置に配置されてしまう。
________________________________________________________
そこで。
それぞれ,違和感のないように,段落スタイルを適用してみよう。
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(小さくて見えにくいけど,「後ろ揃え」の段落スタイルを適用してるんだよ!)
これで,それぞれ正しい位置に文字が配置される。
段落を使用しなくていい(つまり,2行以上に絶対になることがない)部分は,こんな風に,基本の4つの段落スタイルと文字スタイルで作ることができる。
そして。
ページ物を作るのが前提であるので。
ノンブルを全ページ「手打ち」しなくちゃならないなんて作り方も止めよう。
だってさぁ。
何十ページ…
どころか,百何十ページのノンブルを,いちいち入力してたら大変だべ??
そこで!
ノンブル部分に仮で打った数字を選択して(数字が白黒反転してるのは選択中ってことだよ!),そこに「書式→特殊文字→マーカー→現在のページ番号」を入力しよう。
そうすると,マスターページの名前(この例で言うと『A』の文字)が表記される。
そして実際の作業ページの方には,ページパレットの「ページ番号とセクションの設定」で設定したページ番号が自動で表記される。
(これも見えにくいけど,色が付いてるページは『2・3ページ』の設定になってるよ!)
もちろん,ページ番号を設定し忘れたら,何にもならんけど^_^;
きちんと設定すれば,いちいち,ノンブルの数字を入力しなくてもいい,とっても便利な機能である。
さて。
もう少し,あちこち設定したいとこだが。
ちょいと時間がないので(^.^)ご(-.-)め(__)ん(-。-)ね(^.^)
今日のところはこの辺で。
次回は,文字スタイルの,もう少し詳しい解説をしたいと…
できれば…(__;)
思っとりやす!( ^^)
2010.08.23
さあ,組長講座のお時間です。
今回は…
「『command+N』から始めよう!」をテーマに(*^▽^*)
InDesignにおける,基本段落設定について書いてみよう。
新規書類を作成して,まず最初にするべきこと。
それは,基本段落設定。
段落スタイルの基本となるこの基本段落設定。
「基本段落スタイル」で仕事をしちゃあいけない!なんてよくハウツー本に書いてあるけど。
んで,それは正しいんだけど。
でもやっぱり,とってもとっても重要な設定なのだ。
設定しておかなきゃいけない所と,設定しちゃったが為にかえってめんどくさくなる所があることをよく把握して欲しい。
もちろん,紙面によっては,基本段落さえ完璧に設定しておけばすべてall rightってな物もあるけど。
そんなデータは,少なくとも社内には1つもない!!のだよ。
だから,よぉく,覚えといてね。
基本段落のスタイル編集のタグを順を追っていこう。
(それぞれの詳細については,新規段落の作成方法を書く時に説明するね!
それと,これはあくまでもオールマイティじゃないことだけは覚えといてね!)
「基本文字形成」
ここは,書籍の「本文」の書体と級数,歯送りの数値を入力しておくのが好ましい。
カーニングは「和文等幅」文字揃えは,基本「仮想ボディの中央」(欧文や横組みでは,「欧文ベースライン」や「仮想ボディの下」とすることもある)。
「詳細文字形成」
ここの「文字前」や「文字後」の「アキ量」を「ベタ」にわざわざしてるデータを見かけるが,基本なんで,「自動」にしといた方が,後々の設定がめんどくさくなくて良い。
「インデントとスペース」
「揃え」は,「左・上揃え」が基本。
そして,インデントだが。
「本文」が一字下げだからと,数値を入力してるデータを見かけるが,基本段落で,んなことはしない方が良い。
3つ飛ばして=3=3=3=3(ここはデフォルトのままで大丈夫)
「ハイフネーション」
日本語のみの組版なら全く無関係だが。
これは,とりあえず,チェックを外しといた方が良い。
「ジャスティフィケーション」
これも日本語のみの組版なら数値はデフォルトのままでも良い。
ただし,「コンポーザー」は「日本語単数行」に(欧文のみの文字組の場合は「欧文単数行」)しておこう。
9つ飛ばして=3=3=3=3(全面色文字で組むとか,全面下線付き文字で組む,なんて異常なデータじゃなければ,デフォルトのままで大丈夫。
縦注横にしても,全面が同じ設定ってことはまずないし。)
「ルビの位置と間隔」
色んなケースがあるから一概には言えないけど,社内データの基本は,「モノルビ」「中付き」「上/右」で,オフセットは「0」。
「ルビのフォントとサイズ」
フォントやサイズはデフォルトのままに。
Open Type Proのルビ字形を使用のチェックは外しておくこと。
「ルビが親文字より長い時の調整」
文字かけ処理は「なし」,親文字間の調整は「調整しない」が好ましい。
3つ飛ばして=3=3=3=3(ここらへんもデフォルトのままで大丈夫)
「日本語文字組版」
禁則処理は「強い禁則」,禁則調整方式は「追い込み優先」,ぶら下がり方法は「標準」に。
「文字組」に関しては,とっても奥が深いのでまた別の機会に。。
そして,ここが一番肝心だが。。
「行送りの基準位置」は必ず設定しておくように!
縦組みなら「仮想ボディの中央」,横組みなら「仮想ボディの下/左」,欧文を組むなら「欧文ベースライン」にしておこう。
そして。。
その「基本段落スタイル」をもとに「新規段落スタイル」を作り。。
「インデントとスペース」の揃えだけを変えて。
「センター揃え」「後ろ揃え」「頭末揃え」なんていう段落スタイルを作っておく。。
(段落の設定を必要としない箇所は,それだけあれば,後は文字スタイルだけで組めるのだよ!!)
これが,社内データの基本。
もちろん,あくまでも基本であって,イレギュラーは多々存在することをお忘れ無く!!
さて,そこからどうスタイルを発展させていくか。。
それについては,また,一つ一つ,タグの順を追っていくね。
より詳しく,より深く,より分かりやすく。。。
解説できるよう頑張ります(^^ゞ
2010.03.20
テクニカルDTP勉強会
カテゴリー: 社長ブログ
第1回テクニカルDTP勉強会に参加してきた
大変刺激的だった,こんな逆転の発想があったのかと
目からうろこが落ちる思いであった。
また,多くの参加者が何かを持ち帰ろうと勉強している姿勢は
やっぱり良いなとも思う。
どれだけのものを持ち帰り,今後に生かすことができるのか
やってみようと思う。一回りほども下の方が,
明確な目標を持って夢を語るのもすばらしいな?
またタイムリーな面白いものも見れたので大変充実した一日であった。
2010.03.05
この仕事をするにあたって,ここ数年やたらに耳にする言葉にCTPっていうものがあるんだけど。
これを,DTP(デスクトップパブリッシング《パソコン上で出版物を作成すること》)の変化系だと誤解する子…
(↑ここにマウスポインタを乗せてみてちょ☆何かが起きるよ♪)のことだがね(;^_^A)
…が現れたので,これも解説せねばなるまい。
CTPとは。
【Computer to Plate(コンピュータ・トゥ・プレート)】の略で,読んで字のごとく,パソコンから直接刷版することである。
ちなみに,従来通り,製版(←ここクリックで製版のプチ解説にGo!)フィルムを版に焼き付けて行う刷版のことは,FTP【Film To Plate(フィルム・トゥ・プレート)】と言う。
DTP化が進んでも暫くは,最終製版はフィルムで行われていたが,今はどんどんCTP化され,フィルム出力をする機会はぐっと減った。
世の中のデジタル化が進んだからってこともあるだろうし,DTP用のアプリケーションが多数開発されたこともあるだろうが。
こんな風に急激に製版過程が変化した理由として,コストの軽減っていうこともある。
従来の製版だと,製版カメラ・スキャナ・焼き付けプリンタ・自動現像機などなど,結構高額な機材を揃えなければならなかったし。
その上,様々な大きさ・種類の製版用フィルムも必要だったし,そのフイルムを現像する液など,多々コストがかかったし。
また,1か所の文字修正のために,フィルムすべて,版すべてを,1から作り直すなんてこともあって,材料費も時間もかなり費やすことが多かったのだ。
それに。
フィルムって,とっても傷がつきやすいから,取扱いにも注意が必要だったし,折れ曲がった日には,その部分の筋が印刷に入っちゃったりするんで,もう一度作らなきゃならんっていうことになって,結構大変なのだ。
CTP化されて,写真製版時代に必要だった,手間や設備のいくつが不要になって(その代わり,校正《出来上がったデータと原稿を照らし合わせ,誤植や体裁の誤りを正す作業》用のデジタル出力機《インクジェットプリンタだのデジタルコンセンサスだのっていう校正物出力機》の需要が多くなったけど…),ずいぶんコストが低減され,時間も短縮された。
システム自体も,大規模な設備がなくても,パソコンと,画像処理用(主にPhotoshop)・グラフィック用(主にIllustrator)・文字組用(InDesignやQuarkXPressやEDICOLOR)のアプリケーションと,CTPデータを作成するアプリケーションがあれば,殆どのことができるようになった。
およその経験値で行ってた作業も,数値で制御できるようになったし。
何より,データが出来上がってからの修正が,修正用のアプリケーションを使うことによって,すべてを作り直す必要もほぼなくなった。
さらに,ネットワークで,データを送ってしまえる世の中になったので,フィルムを届けなくても,印刷屋さんがそのデータを受け取って,刷版・印刷ができてしまうという,すっごい時代になった。
長年,アナログ製版に携わった身としては,何か少し寂しい気もするが…
あの,フィルムを貼ったり切ったり合わせたりって作業は,面倒だったけど,面白かったなぁ…
あの頃と比べて,納期がものすごぉぉぉく短くなって大変だが(__;)
んで,データで全てが完結してしまうから…
ちょっとしたことで,とんでもないミスが発生したりする恐怖もあるが(-.-;)
いや全く。
ワンクリックで瞬時にして違う物が出来上がってしまうっていう恐ろしさは。。
まして,それが,印刷して製本されてしまうっていう恐怖は。
経験した者でなければわかるまい…
この時代の流れを楽しみながら。
過渡期を生きて来た世代として,様々なノウハウを伝えて行きたいと思う。
…生きた化石になる前に。。。
もう,なってる,って?σ(^◇^;)
さて,次回は‥
衝撃の事実!
kiyoちゃんの秘密!
をお送りする予定なので…
乞うご期待!!下されませませ☆
2010.02.23
製版屋のスタッフブログであるからには。
「製版屋とは何ぞや?」ってことを書かねばなるまい。
(いや,別に誰が決めたわけでもないが…)
あ!申し遅れましたが,組長こと,梅酒サワーと申します。
「です」「ます」調の文章が苦手なので,普段通りの,偉そうな文体で書く事をお許しくだされませませ。
さて,製版屋に勤めている人なら,きっとこんな経験があるはず!
「どんな仕事してるの?」っていう質問を受けたり。
「板,作ってるの?」って言われたり。
「はんこ屋さん?」って間違われたり。。
かと言って,「印刷物を作ってる」って答えると,確実に印刷屋さんだと思われるし。
「印刷物の編集」って答えると,プロダクションのようだし。
この仕事を説明するのは難しい。
最近では,説明するのがめんどくさくなって,職種を聞かれた時には「Macオペレーター」なんぞという,カッコ良く聞こえるような,それでいて余計分からないような答え方をしてしまったりもする。
それではイカン!
自分の職業くらい,ちゃんと説明できるようにならないと!
けど。
製版って言葉をネットで検索しても,分かったようで,分からない…
上に,何だか難しそうに聞こえる。
いや,実際,仕事に携わってる本人達でさえ,曖昧だったりもする(;´Д`)
物事をいかにも尤もらしく語るタイプや,自分の知識を敢えて難しく語るタイプってのが大嫌いなので。
「製版とは何か?」について,kiyoちゃんにも分かるように(;^_^A解説してみよう。
製版とは。
写真製版とも呼ばれ…
版下(文字や,画像を配置する為の枠などがレイアウト案に基づき配置されている台紙
《こんな感じ↓》画像クリックで読めるくらいの大きさになりますよぉ!)
や,写真原稿(昔ながらの,どの家庭にもあるような,アルバムに貼ってある写真やら,透過フィルムのこと)を,特殊なカメラで撮影してフィルム化し,それらをなんじゃらかんじゃら加工しながら合成して,刷版(印刷機に取り付けるアルミの版に,フィルムを焼き付ける作業)用のフイルムを作ることである。 まあ,アバウトな解説だこと(^^;
ついでに言えば,大抵の製版屋は,刷版まで行ってることが多くて,そこまでをまとめて製版と呼ぶこともある。
概ね,アナログ時代の製版屋とは,そういう仕事をする会社のことを言った…
んだが。
デジタル化がどんどん進む中。
そこに,文字組(従来で言えば版下を作る写植と呼ばれる作業《ちなみに,この文字組ってのの長を仰せつかってるってんで,組長なのだ》)っていう要素も加わり。
フイルム作業もほとんどなくなり。
現在では,レイアウト原稿や,写真,テキストなどを使って,(時にはイラストを描いたり,時にはデザインをしたりしながら)印刷用のデータを編集するのが主な作業になった。
その作業を総称して,DTP(デスクトップパブリッシング《和訳すれば,パソコン上で出版物を作成するってとこかな?》)と言うわけだ。
そうやって編集したデータで,刷版用のデジタルデータを作成するわけである。
超分かりやすく言えば,家庭のパソコンで年賀状を作るような(賀詞はどこに何色で入れようかとか,写真の大きさや形はどうしようかとか,バックの色は何色にしようかとか…っていう)作業に似ている。
ただ,そこに。
色補正とか,画像修正とか,ページ全体,或いは書籍全体の統一感とか,データ管理とか,クライアントさんの要望とか,作業の自動化とか,もちろん納期とか,いわゆるプロとしての誇りとノウハウが加わってくる,案外奥深い作業でもある。
そういう。
簡単そうだが,覚えることが山のようにある上に,日進月歩での変化に四苦八苦する現場で
厳しくも和気藹々と仕事に励む,超個性豊かなスタッフ一同。
その悪戦苦闘ぶりと,オフの弾けぶりを垣間見せる,製版屋のスタッフブログを,今後もどうぞ御贔屓にお楽しみくださいませ☆











