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2010.03.17

印刷や製版に携わったことのない人が聞いたら驚くかもしれないけど。
新聞に折り込まれるカラーのチラシの殆どが,4色のインクで印刷されている。

私も,初めて製版屋に就職した時には,あんなにカラフルなものが,たった4色でできてるのか!と驚いたものだ。

その4色の内訳は。

シアン(青より少し緑がすくない青《アイとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
マゼンダ(赤と言うよりピンクに近い《アカとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
イエロー(これはそのまま黄色《キイとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)と,
キー・プレート(黒色のこと《スミ[墨]とか,ブラックとも呼ぶ。ちなみにこんな色》)である。


つまり。

CMYKとは。
色の三原色であるところの,「シアン(Cyan),マゼンダ(Magenta),イエロー(Yellow)」と,「キー(Key)」の頭文字をとった言葉である。
そしてその4色をまとめて,プロセスカラーと呼ぶ。

これが,カラー印刷の基本色ってわけだ。

その4色を様々な濃度で掛け合わせて,カラフルな色を表現しているのだ。

この4色がどうやってカラー印刷になっていくのか?と言うと
その4色のフィルムなりデジタルデータなりを刷版して


(←Y版)をイエローのインクで刷り。
その上に


(←M版)をマゼンタのインクで重ね刷りし。
その上に


(←C版)をシアンのインクで重ね刷りし。
さらにその上に


(←K版)をブラックのインクで重ね刷りしていくと


←こんなカラー印刷物が出来上がるのだ。
(それぞれ画像クリックで大きな画像が現れるよ!)


理屈の上ではCMYによって全ての色を表現できるはずなんだけど,実際には3色のインクを混ぜてキレイな黒色を表現するのはとっても難しいらしい。
(だから,ほら!家庭用のプリンターのインクもCMYプラスK色が使われているっしょ!)

それに,黒色って,結構多く使われる色だから,それをCMYだけで印刷してると,インク量がとっても多くなっちゃう,なんていうコスト面での利点もある。


その4色さえあれば,たいていのカラー物は印刷できる
が!

金色とか,銀色,或いは,クライアントさんが「この色!」って,どうしてもこだわる色や,とってもクリアな色などは,似たようにはできても,なかなか出せない。

そういう時には,プロセス4色以外に,特色用の版を作成し,それを特色インクで重ね刷りするのだ。


反対に,よく見かけるスーパーのチラシなんかは,1色刷りだったり,特色のみの2色刷り(赤と緑だとか,赤と紺なんてのは割と良く見かける)だったりもする。

そんな風に,これは何色で刷られているのか?とか,何色で出来ているのか?なんて考えながら,印刷物を見るのも,また面白いかも

面白くない,か(^^;


ところで,デジカメで撮影された写真や,パソコンのディスプレイ上に表現される色は,光の三原色であるRGB〔レッド(Red),グリーン(Green),ブルー(Blue)〕なわけなんだけど,インクではRGB形式での全ての色の表現が出来ないから,印刷する場合はCMYK形式へ変換しなきゃいけないのだ。

んで,RGBからCMYKに変換すると,微妙に色の感じが変わっちゃうから,そこでまた,さらに色調整なんてことをすることになるわけだ。

デジカメの写真データを渡して,年賀状や,「子どもが生まれました!」的ハガキを印刷屋さんに頼むことはよくあるだろうと思うけど。

そんな時には,「ああ,色調整したんだなぁ」なんて思ってもらえると,ちょっと嬉しい♪


そういう,【色へのこだわり】については,こちら(←この文字クリックですぞ!)にupしていくので(まだ,COMING SOONになっとりますが),しばしお待ち下さいませ。


関連タグ:プロセスカラー CMYK 製版 RGB