豆知識
2010.06.04
前々回, 級数 について書いた時に,級数は計算がしやすくてとっても便利だと書いたが。
組版っていうお仕事にとっては,級数計算がしやすいということは本当にありがたいことだ。
計算がしやすいと何故便利なのか?
組版用のアプリケーションというのは,ワープロソフトのように,新規書類を作れば文字を入力できる,ってものではなく。
文字ボックスと呼ばれる,文字を入力するための枠が必要で。
例えば,20級の文字を10文字1行入力するには,5mm×10=50ミリのボックスを作成しなければいけない。

それ以下の大きさだと,当然文字は入り切らないし。

かといって,適当に大きくして入力していくと,書類上に,むやみやたらに文字ボックスが重なって,収拾がつかなくなる。

お仕事ですから!
きちんとした数値で,文字ボックスを作成するためには,ちゃんと級数計算ができなきゃならない。
万が一,ポイントで文字を組もうと思ったら,ポイントをインチに変換し,さらにミリに計算し直すっていう,めんどくさいことになってしまう。
(そりゃ,もちろん,ポイントをミリに換算すればいいんだけどね…
けど,端数が……(/_;) )
だから,日本人にとって,文字の単位が級数であるってのは,とってもありがたいことなのだ。
横書きでは左から右へ,縦書きでは上から下への文字の,中心から中心までを字送りと言う。

字送りが級数どおりの数値の(文字と文字を詰めたり,間を空けたりしない)場合(ベタ送りと言う),その1行分の文字ボックスの大きさは,文字数×級数で計算する。
これが,級数計算の基本である。
じゃあ,次に,2行以上の計算方法に行ってみよう!
って思ったんだが…
長くなるので,次回のテーマ,ということで……
バトンのエントリーは,後ほど(^^ゞ
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