豆知識
2010.05.11
さて,書体の次は,文字のサイズについて書いてみよう。
文字のサイズの単位には色々あるが,おおまかに分けて,ポイントと級が使われることが多い。
ポイント(=P)の方はインチが基本になっているのに対し,級は日本語独特の単位で,簡単にミリに換算出来る,日本人にはとってもありがたい単位である。
級というのは,もともと写植で使われていた,レンズの大きさを表す単位である。
(ちなみに…
写植っていうのは,写真植字の略語。
写植機を使って文字を印画紙やフィルムに印字して,版下を作るお仕事のこと。
写植機には多くのレンズが組み込まれていて,ネガ文字盤を透過させて,文字などを拡大・縮小したり,縦長・横長にしたり,斜体にしたりして,印字していた…らしい)
級は,欧文の場合は別だが,和文なら,基本,漢字でも平仮名でも約物でも,同じ計算が成り立つ。
1級=0.25ミリ四方
つまり,10級なら2.5ミリ四方
20級なら5ミリ四方と,端数が出なくてとっても計算がしやすい便利な単位なのだ。
(1ミリの4分の1であることから,「Quarter」のイニシャルを取った「Q」を当て字にすることが多い。
つまり,20級なら『20Q』と書く。)
ま,そんな級数で組むことはないけど,分かりやすいので,100級を例にとってみよう。
文字が100級で1字だと,100Q=100×0.25=25ミリ角。
もっと簡単に計算するとすれば。
100Q=100÷4=25ミリ角。

その周りに文字から左右天地それぞれ1ミリずつ空けて四角の囲みを墨罫で入れるなんて時の計算だって。
囲みの大きさは,25ミリ+1ミリ+1ミリで,27ミリの四角を描けばいい。

小学校の低学年で習う計算で充分事が足りるわけだ。
また,すでに印刷されている文字の級数を調べる時だって,ミリから換算すればとっても分かりやすい。
ただ,少しだけ知っておかなければならないのは,文字にはボディってものがあるってこと。
文字は,正方形のスペースの中にデザインされるんだけど。
その正方形いっぱいで作られているわけではなくて,そこから少し余裕をもって作られるわけ。
何故かっていうと,いっぱいいっぱいの大きさで作ってしまったら,隣の文字同士がくっついてしまうから。
その外側の正方形のスペースを仮想ボディと言い,実際に文字が接する内側の正方形を字面と言う。
そして,その仮想ボディの大きさが級数と呼ばれる部分である。

この字面は,書体に寄って大きさが異なるので,同じ級数でも,小さく見えたり,大きく見えたりする。

これを知らずに,級数を調べようとしても。
書体によって,違う大きさだと勘違いしてしまうことにもなるかもしれない。
その上,ひらがなと数字,漢字では大きさが違うように見える。

一応,社内では級数表ってなポジフィルムを作って,それを印刷物の上に乗せて文字の大きさを調べるんだけど。
時々,ひらがな一文字のみで調べている子がいて,苦笑する。
それは無理だべ(;^_^A
そういう時は,必ず,数文字単位で調べましょうね!kiyoちゃん!

そんな,級数計算の毎日に,頭使い過ぎて眠れない“次女”と。
まだ,計算三昧を味わってない“三女”のために。
次回は,級数計算の初級編をお送りしよう!
(あくまでも予定であって,決定ではないので,あしからず(^^;)
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正座じゃなくて
バケツ持って廊下に立たせます(笑
>たまに態度に出るけど (汗
普段は全くおくびにも出さないのに,突然豹変するタイプよりは良いでしょ?(^_^;)
けど…
気をつけまぁす!
「7269の●●小屋」は,そりゃぁもう (((((((・・;)サササッ
愛の伝道師!?
ホント、次から次へ覚えるというか勉強しなきゃならない事だらけで大変ですよね!!
しかも自分だけじゃなく全体のレベルアップまで考え指導とチェックもしながら効率化を図らなければならない...それぞれの性格と技量を考えながら
「顔で笑って、心で泣いて」ですよね~
たまに態度に出るけど (汗
みんな「梅酒ママの部屋」に呼び出され「正座して説教」をくらわないように気をつけましょう!! (笑
「7269の●●小屋」の方がコワイという噂もあるけど・・・
懐かしいでしょ♪
こちとら,平成生まれの“にゃんごろう”や“kiyoちゃん”…どころか,“7269っち”が生まれるずっと前から製版屋ですからね(苦笑
職人気質なところは,今も変わりません(笑
暗室での思い出もたっくさんあります(秘
あの頃に比べれば体力的には楽チンですが,覚えることはめっちゃあって,これはこれで大変です(汗
ま,でも。
時代と共に順を追って変化を見てきた人間ですから,伝えられることもいっぱいあるかな?と。
…いっそのこと,「豆知識」止めて,「梅酒ママの部屋」ってカテにするかな?(笑
これまた懐かしい~
毎回毎回お勉強になる「梅酒ママの部屋」いや孤軍奮闘の「豆知識」の投稿ありがとうございます。
「写植」懐かしいなぁ~ 平成元年から8年頃までモリサワ製のMC-60というモリサワ・写研・リョービの文字盤乗せ替え兼用機を使っていましたよ!! 級数レンズをカチャカチャ回し「一寸の巾」で並んだ鏡像の文字盤をガシャンガシャン打っていました。納期と目の疲れ及び関節痛と戦いながら~
暗室で印画紙を現像機に通し、水洗いしてドライヤーで乾かし、ペーパーセメントを塗りカッターボードにのせ、カッターナイフで切り取り、版下台紙に貼って・・・etc
昨今の文字入力レイアウトと比べればなんて手間のかかる面倒な作業をしていたのだろうと思うが、職人としての面白さや仕事に対する緊張感と達成感があったような (笑
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